51.入院〈番外編①〉〜先生の回診〜

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入院中は日曜日を除いて毎朝、
主治医のK先生を含めた先生方の回診がありました。

カーテンの向こう側にも続く先生たちの列に、

(たくさん来た…!)

と思いながらK先生の姿を探していると、
後ろのほうから白衣の群れを掻き分けるようにして先生が出てきました。

担当医のもう一人の女医さんが、
パジャマのボタンを開けてガーゼをどけ、
K先生と傷の具合について話していました。

2日目からは、回診の気配で自分でパジャマのボタンをあけました。

先生方の中には、手術のときにはじめて会ったあの関西弁のおばちゃん先生もいました。

わたしの隣に座るふなっしーとふなっしーのタオルを見て一言。

「ふなっしーにめっちゃ貢いでるやん!」

(なぜバレた…!?)
と心の中で思うわたし。
どっと笑いが起きました。

その後もふなっしーにツッコまれることは度々ありました。

ある日、ロングヘアのきれいな台湾人っぽい女医さんが新しく加わっていました。

主治医のK先生はふなっしーのことを指差して
「知ってる?」
と一言。

首を傾げた女医さんに、
「ふなっしーっていうんだよ」
と先生が言うと、
女医さんは
「Cute!!」
と返してくれました。

そして、セクシーな笑みで手を振りながら、
病室から消えていきました。

次の日、その女医さんはふなっしーの頭をぽんぽんと撫でてくれました。
とてもうれしかったです。

夕方には、いつもK先生がひとりで回診にきてくれました。

わたしがコンビニで甘いものに目移りしているときには、
病室に帰ると「ちゃんとお薬塗ってもらってね」とメモを残してくれていました。

回診のない日曜日にも、
私服っぽい姿の先生が来てくれました。

入院中は、先生のやさしさとありがたみを改めて感じました。

回診の時間は、
たくさんの先生方に囲まれて緊張したけれど、
なんだかいつも和やかで楽しい気持ちにしてもらえる時間でした。

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2017/06/27 23:55

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