30.乳がん術後イメージ教室

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通院

抗がん剤治療がおわったあと、
術後のボディイメージをするための教室に参加しました。

最初に聞いたのは、乳がんに関わる術式についての説明です。

乳房切除の方法は全摘と温存手術のふたつ。

何年か前までは温存の人が多かったそうですが、
最近では再発率の低さと再建の技術の向上から全摘を選択する人も増えたということでした。

再建の方法は乳房切除と再建を同時に行うものと、
切除を行ったあと数ヶ月から数年経ったときに再建を行うものがありました。

そのときのわたしは、
同時再建にするか温存にするか。
どちらかの選択肢だと思っていました。

母が病気になったときに先生から術後の患者さんの胸の写真を見せてもらっていたので、
温存と全摘がどういうものなのかはわかっていました。

スクリーンに映しだされた術後の写真は、
はじめてみたときほどの衝撃はなかったけれど、
見ていて苦しくなるものがありました。

わたしは、迷うことなく同時再建にしようと思いました。
少しでも見たときのショックを和らげるために膨らみだけでも残したいと思ったからです。

再建方法は、自分のカラダの一部を移植する方法とシリコンインプラントを入れる方法のふたつ。

それぞれにある安全面やリスクを踏まえたうえで、
自分の組織を移植するという再建方法が自分にとっていい方法だと思いました。

自分の組織を移植する場合は、下腹部からの移植と背中からの移植があるそうです。

何枚か実際に再建をした方の写真を見せてもらい、
わたしだったらどちらかな、と考えていました。

最後は術後の乳房の補整について。
パッドや下着のことを聞くことができました。
詳しくはまた入院中に聞けるということでした。


それから診察までの数日。
同時再建か温存か。
同時再建ならお腹か背中か。
ずっとそんなことを考えていました。


「診察室にお入りください」


いつもよりそわそわしながら、
わたしはドアをゆっくりとノックしました。

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2017/05/19 23:55
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