ハピにゃんさんの日記 (乳がんの日記)

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乳がん

 麻酔から覚めたのは手術室を出た直後、
看護師さんの「気管チューブ抜きますねー」の声で。
いきなり「ぬっ」と抜かれた感触で、初めてチューブが入っていたことに気づきました(笑)
そして「レントゲン撮りますねー」の声に続き、
いきなり「カシャーン」。
ポータブルレントゲン撮影機の存在もこの時初めて知りました。

 担架で病室に戻り、看護師さん達の「せーのっ!」でベッドに移され、
点滴が調整され、ようやく手術が終わったのだと実感。
 同室のAさんはもうすっかり落ち着いていて、
でもやっぱり少し疲れた声で
「お帰りなさい、お疲れ様」…と。

その後も入院中はずっとAさんと話をしたり、
一緒に院内を散策したり(図書室があったので何度か訪れました)。
彼女が居てくれたお蔭で入院生活もさほど退屈することなく、
心穏やかに過ごすことが出来ました(感謝!)。

2008年6月 25日、退院。

退院1週間後の検診で市民病院を訪れ、その足で検査結果のデータを
預かって主治医の先生のクリニックへ向かいました。
今後の治療方針を決めるためです。

時はすでに...

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2017/08/23 09:41

 同世代の彼女(Aさん)は、何と私と同い年、同じクリニックからの患者さんで、もちろん執刀医も私の主治医の先生。Aさんは別の病院で乳がんの告知された後、名医との評判を聞いて私と同じクリニックに変えたそうです。
「へ~、私の主治医は名医の誉れ高い人なんだ…」
とちょっと嬉しくなりました。
入院当日は血液検査と全身麻酔のための処置が行われ、就寝前に睡眠導入剤が出されましたが、私は緊張と不安で一睡も出来ず、スヤスヤと寝息をたてているAさんがとても羨ましく感じられました。
 翌日の手術はAさんが午前、私が午後でした。
「行ってきま~す。頑張ってくるね!」
と笑顔のAさんを私も笑顔で送り出したものの、内心は不安だらけ。前の晩、一睡もできなかったにも拘わらず眠気はこれっぽっちもなく、ただひたすら無為な時間が過ぎるのを待つだけでした。
そして午後、いよいよ私の番。担架に乗せられ手術室へ。初めて見る先生の手術着姿に何故か戸惑ってしまい、喉元まで出かかった
「よろしくお願いします」
が言えないまま麻酔が効いて闇の中へ…。(続く)

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2017/08/19 10:03

 再手術は2008年6月12日に決まりました。主治医の先生が市民病院に出張して執刀して下さるとのことです(先生は毎週、ご自分の病院の休診日に市民病院で乳がんの手術を執刀されます)。ところがその後、先生から直々のお電話があり、当日は麻酔科の先生たちが学会で不在とのことで、急遽1週間の延期を言い渡されました。ただでさえ最初の手術から1カ月近くも経っていたので(手術で取った腫瘍のがん細胞が散ってしまったのではないかと)不安だったのに、さらに1週間も…と、この時もかなり落ち込みました。
そして梅雨入りしたばかりの蒸し暑い日の午前、主人に付き添われて入院。4人部屋を希望していたのに部屋にはどなたもいらっしゃらなくて「えっ、もしかして一人?」と心配したものの、お昼ごろには無事(?)4人が揃い、お互いに自己紹介をしました。
「おっ、同世代の乳がん患者がいるぞ!仲良くできるかな~??」
(続く)

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2017/08/14 09:39

 胸の「しこり」も消えてスッキリ気分で抜糸のため訪れた診察室。迎えてくれたのは執刀医とは別の少し若い先生でした。先生がなぜか自分で確認されるかのように今までの経過を口にされた後、一瞬の間があいて、ためらいがちにおっしゃった言葉が、
「今回取った腫瘍ですが、病理検査の結果、悪性でした。乳がんです。」
わが耳を疑う、とは正にこのことですね。今までの度重なる検査結果で一度も悪性の疑いが出たことはなかったのに…すっきりしたいから取ってしまおうと思っただけだったのに、
まさか、まさか私が乳がん???この時のショックは一生忘れられません。その後、再手術の日程調整や再度CT検査などを受け、ボロボロの心で這うよう家に帰り、主人に(勤務時間中でしたが)電話で知らせました。(続く)

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2017/08/10 10:00

 翌年(2008年)3月、4度目の針生検を行いました。一週間後に伝えられた結果はやはり陰性。また3か月後に来るように言われたけれど、これが延々と続くくらいなら、もう良性でも「しこり」は取ってしまいたいと先生に伝えました。先生は快諾して下さり、市民病院での手術の日程を調整して下さいました(いよいよこれでさっぱりできるぞ!)。
手術は日帰りで局所麻酔だけで出来るとのこと、5月のゴールデンウイーク明けに決まりました。当日は先生が市民病院に出張して執刀して下さるとのことでしたが、当日は急に都合がつかなくなったとのことで、市民病院の外科部長の先生に執刀して頂きました。手術は無事終了!一週間後、抜糸のため再診の予約を入れ、足取りも軽く帰路につきました。(続く)

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2017/08/06 10:02

そのまた一週間後、検査結果を聞きに行きました(その時はそれほど悲壮感は漂っていなかったはず?)。結果はやはり「陰性」(やった~!)。しかし先生曰く、
「針生検はもう一度やりましょう。それと念のため市民病院でCTとMRIもやっておきましょう」
市民病院での検査結果のデータを携えて3度目の針生検の結果を聞きに行ったのは、街にクリスマスソングが流れだすころになっていました。全ての検査も終わったし、きっと今日で最後、という心づもりで待つこと1時間(予約時間に行っても必ず1時間以上待たされる…きっと先生は名医で人気があるからなんだ、と自分に言い聞かせつつ)。
結果はMRIでも血管新生などは認められず、針生検も陰性。「これでやっと開放されるのかしら」と思ったけど文字通り胸の「しこり」は消えないまま、3か月後の再診を約束して帰途につきました。(続く)

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2017/08/02 10:22

 一週間後、不安で押しつぶされそうになった私を心配して、主人が病院まで一緒に付いてきてくれました。いつも混んでいる病院らしく、待つこと1時間半。やっと名前を呼ばれて中へ入ると、先生はニコニコ笑顔で、
「『癌細胞を認めず』って結果だったよ」
とおっしゃって下さいました。しかし一度の針生検では針がうまく患部に当たらなかった可能性もあるので(私の場合、特にツルツル動く)、もう一度針生検を行いました(何故か、良性でも「しこり」を取ると言ってた話はその時は出ませんでした…)。結果はやはり一週間後に聞きに来るように言われましたが、その時点で私の不安はほぼ消え去り、久しぶりに生き返った心地になったのでした。血縁者に乳がんの人はいないし、太っている訳でもないし、酒豪でもないし、まさか私がね!(続く)

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2017/07/29 10:11

持参した写真データを見てもやはりよく分からないらしく、もう一度改めて(本当は予約がないと受けられないはずの)マンモグラフィー検査をやって頂きました。それと同時に触診と超音波検査(エコー)もやっていただいた答えが…
「触った感じとエコー検査の結果を見る限りでは良性の『しこり』みたいですね。大きさは1センチ位。乳がんはもっとゴツゴツしているんですが、あなたの場合はツルンとしていますし、癌ならもっとはっきりとマンモグラフィーに写るはずです。念のため針生検を行いますので、一週間後に結果を聞きに来てください。陽性でも陰性でも『しこり』は手術で取ってしまった方が良いと思いますよ」。
この日から私の不安で眠れない日々が始まることになったのです…(続く)

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2017/07/25 13:50

 人間ドックでは視診、触診、マンモグラフィーをやっていたので、そのデータを見せてもらいながら先生と相談しました(もう一度触診も)。
しかし私はもともと乳腺が多い体質らしく、マンモグラフィーの写真でも全体が白っぽく映っているだけで、「しこり」の部分がはっきり「それ」と分かるような所見はないとのことでした。
そこで、先生から乳腺外科が専門の医師(現在の主治医)を紹介していただき、その日のうちにお借りしたマンモグラフィーの写真データを携えて、診療時間ギリギリに病院へ駆け込みました(偶然にもすぐ近くの病院だったのです!)。そこが今でも定期検診に通っている病院なのです。(続く)

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2017/07/21 10:57

私が初めて右乳房の外側3 cmあたりに「しこり」を感じたのは、今から10年近く前、2007年10月の中旬頃でした。お風呂に入っていて何気なく(セルフチェックというほどでもなく、ホント何気なく、です)乳房を触っていて気が付きました。実は、その1か月ほど前に人間ドックを受けたばかりで、もちろん乳がん検診も受けたのですが、その時は「異常なし」。すごく気にはなったけど、もともと病院嫌いなので、病院に行くか行くまいか一人で悶々と悩んでいました。当時はインターネットで得られる情報も今ほど多くはなく、それでも自分で色々と調べて、やっと決心。まずは人間ドックを受診した病院に相談に行こうと決めたのが10月終わり頃だったでしょうか…(続く)

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2017/07/19 09:46

初めまして、「イルイル」デビューしました!
私が自分の病気に気づいたのは、今から10年近く前のことです。
当時は「イルイル」のようなコミュニティーサイトがあまりなかったし(私が知らなかっただけ?)、身近に同じ病気の人や相談する人もいなくて、たった一人で不安な毎日を過ごしていました。私の治療そのものは既に終了し、現在は3カ月毎の定期検診で経過観察中です。でも…今でも検診の日が近づくと、相変わらずビクビクと不安が募って憂鬱になります。
手術から丸9年、治療終了から4年近くになりますが、今までの経過や治療、当時から今に至るまでの気持ちなどを何回かに分けて綴っていきたいと思います。
いつか、「もう心配ないですよ」と言ってもらえる日が来るまで…。

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2017/07/17 10:10
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