≪医師監修≫妊娠超初期はいつから?症状や注意すべきことについて

更新日:2017/03/07

妊娠超初期とは医学用語ではありませんが、一般的に妊娠3、4週頃のことを指します。この時期は妊娠検査薬や産婦人科の検査では陽性反応がほとんど現れません。しかし、妊娠は成立しているため、ホルモンバランスの変化によって様々な症状が現れます。ここでは、妊娠超初期といわれる時期にみられる症状と、生活面で気を付けるべきことを解説します。


記事監修医師宋美玄先生  

【 記事監修 】
 産婦人科医・医学博士
 宋美玄 先生


●妊娠超初期症状の時期
●症状
●生活面で気を付けるべきこと
●まとめ


妊娠超初期症状の時期

妊娠超初期症状の時期

妊娠週数は、最終の月経(生理)開始日を0週0日としてカウントします。よって、妊娠が成立した頃にはすでに妊娠3週目ということになるのです。


この頃は妊娠が成立しているものの、妊娠検査薬などで陽性反応がほとんど現れません。また、次回の月経予定日よりも前ということもあり、妊娠に気づくことが難しい時期です。しかし、赤ちゃんを育てるために体は変化しており、妊娠3、4週頃から「妊娠超初期症状」というべきものが現れはじめます。


以下のような妊娠超初期症状に当てはまる人は、妊娠を疑い、次回月経予定日より1週間後頃(妊娠5週頃)に産婦人科を受診することをおすすめします。


症状

妊娠成立に伴い、女性ホルモンのバランスが変化することで様々な症状が現れます。症状の程度には個人差が大きく、月経前症候群(PMS)の症状と似ているものもあります。


一般的にこれら症状の有無は赤ちゃんの成長に影響しないとされていますので、症状がないからといって心配になる必要はありません。


月経がこない

受精卵が子宮内膜に着床し、妊娠が成立すると月経は止まります。月経不順な人は判断が難しいのですが、月経予定日にも関わらず月経がこないときは妊娠のサインかもしれません。


腹痛、腰痛

妊娠超初期に多いのが、腹痛や腰痛です。症状の程度は軽いことがほとんどです。


着床出血

着床出血とは、受精卵が着床した際に起こる出血のことをいいます。


着床出血の特徴としては、月経時と比べ出血量は少ないという点が挙げられます。また、期間も1日程度と短期間です。


胸の張り

月経前の症状の一つとして挙げられる胸の張りですが、妊娠超初期の症状として現れることがあります。


月経前の症状、妊娠超初期の症状、どちらも女性ホルモンによって起こるものであり、症状の違いがないため、判別は難しくなります。


風邪のようなだるさ

風邪

寝込むほどではないけれど、体がなんとなくだるいというのも、妊娠超初期症状の一つです。中には頭痛や微熱など、風邪のような症状が同時に複数出現することもあります。


この時期は妊娠検査薬にも反応しないため、風邪薬を内服するケースも多くあります。妊娠の可能性がある場合は、風邪薬を飲む前に医師に相談しましょう。


便秘

女性ホルモンの変化により、腸の動きが悪くなるため、妊娠超初期から便秘気味になります。


便秘は妊娠中のマイナートラブルとしても良く挙げられる症状です。


胃痛

つわりは早い人だと妊娠5週頃から始まるため、「胸やけ」「胃もたれ」「胃がキリキリする」などといった症状が現れることがあります。


一方で「胃の痛みから背中も痛い」「痛すぎて眠れない」といった場合には、妊娠超初期症状というよりも他の病気の疑いがありますので、早めに病院へ受診されることをおすすめします。


眠気

眠気

いつもと同じくらいの睡眠時間なのに、眠気を感じるというのも妊娠超初期症状の一つとされています。


症状の程度は個人差がありますが、仕事や家事に支障をきたすほど眠気に襲われるという人もいます。


高温期が続く

基礎体温は、通常二相性となっており、月経の直前には「低温期」に入るため、基礎体温が下がります。


しかし、妊娠が成立していると基礎体温は下がらずに高温期のまま経過します。3週以上基礎体温が高い状態が続いた場合は、妊娠の可能性が高いといえるでしょう。


→妊娠基礎体温についてはこちら


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生活面で気を付けるべきこと

妊娠超初期は、まだ妊娠検査薬で反応が出ないことが多いため、今まで通りの生活を送ってしまいがちですが、少しでも妊娠の可能性がある場合は、日ごろから以下のようなことに気をつけましょう。


飲酒

飲酒

妊娠超初期である妊娠3、4週頃にアルコールを摂取してしまうと「流産」の可能性が高まり、妊娠5週から11週の時期にお酒を飲んでしまうと赤ちゃんの「発育不全」のリスクが生じます。また、妊娠中に多量のアルコールを摂取すると「胎児性アルコール症候群」によって赤ちゃんに知的障害が起こる危険性があります。


妊娠の可能性が少しでもあるのならば、アルコールは控えたほうが良いでしょう。


タバコ

妊娠超初期に限らず、妊娠を希望している場合、すぐにでもやめていただきたいのが、タバコです。タバコを吸うことで、「流産」の確率が飛躍的に上がるということが分かっています。


妊娠が分かってからタバコをやめる場合、禁煙補助薬を使うこともできないため、やめるのに大変な労力を要します。赤ちゃんの命を守るためにも、今すぐの禁煙をおすすめします。


薬の使用

薬の使用

妊娠超初期である妊娠3、4週頃は、薬を服用することによって「流産」する可能性もあるとされています。


自己判断で薬を使用したり、飲んでいる薬をやめたりせず、医師に妊娠の可能性があることを伝えたうえで、安全とされる薬を処方してもらうようにしましょう。


性行為

妊娠超初期時での性行為が妊娠継続に支障をきたすことはありません。


ただし、医師から止められている場合は控えましょう。また、性行為を行う際は感染症を防ぐために、避妊具を使用したり、事前にシャワーを浴びたりすることを心がけましょう。


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まとめ

これから始まる妊娠生活や出産時期を迎えるにあたり、妊娠のスタートである超初期にどういった症状が出るのかを把握しておくことは、とても大切なことです。


妊娠に気づかずにレントゲン検査を受けてしまった、お酒をたくさん飲んでしまったとしても、それが要因となってすぐに流産してしまうというわけではありません。しかし、妊娠超初期症状を知っておくことで、妊娠検査薬で検査するよりも前から「妊娠の可能性」に気づくことができ、早くから内服する薬に気を付ける、飲酒を控えるといった行動を起こすことが可能となります。


ゆっくりと落ち着いた妊娠生活を送るためにも、妊娠超初期の症状や、生活面で気をつけることについて覚えておいてください。

※本記事の内容は掲載時点の情報であり、最新の情報とは異なる場合があります。予めご了承ください。


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