つわりはいつからいつまで?平均時期やピーク、症状、対処法について

更新日:2017/03/07

関連 :

つわりは妊娠初期に発生し、吐き気や食欲不振など体調不良のような症状が現れます。今までにない変化に戸惑いや不安、つらさを感じる人も多いと思います。ここでは、つわりはいつから始まって、いつ終わるのか、つわりの平均時期やピークの時期、具体的な症状や対処法、仕事をどうするかについて解説します。

つわり

●つわりとは
●つわりはいつから始まるか
●症状
●対処法
●仕事はどうするか
●つわりは必ず楽になるもの


つわりとは

つわりは、主に妊娠初期にみられる吐き気や嘔吐、食欲不振などのことをいいます。症状や、その程度は個人差が激しく、つわりの症状を全く感じない人から、水すら飲めず治療が必要となる人まで様々です。


世間では「病気ではないから大丈夫」という声もありますが、中には重度のつわりから脱水症状を起こしてしまい、入院する人もいます。また、軽度のつわりでも実際はつらいものです。


つわりはいつから始まるか

まず、受精卵が着床する妊娠3週頃から母体のホルモンバランスが変わりはじめます。その後、個人差はありますが妊娠6週頃からつわりの症状が現れるようになります。


妊娠に伴う体の変化は、妊娠週数と密接に関係しています。妊娠週数の計算は、排卵予測日からではなく、最終月経(生理)開始日を「妊娠0週0日」として数えるということを覚えておきましょう。


つわりの平均期間とピーク

つわりの期間

妊娠6週頃から症状が現れはじめたつわりは10週頃までピークとなります。以降、症状の程度は徐々に軽くなっていき、12週の終わり頃にはかなり落ち着いてくることが多いです。


つわりに関しては、妊娠初期から後期にかけて一貫して症状が出ないという人がいる一方で、妊娠12週を過ぎても症状が継続する人もいます。症状の程度と同様、発症時期に関しても個人差が大きいということも理解しておくべきでしょう。


早くていつから始まるのか

女性

つわりの症状は、早い人だと妊娠5週頃から感じはじめます。しかし、この時期はまだ妊娠していると気づいていない人が多くいます。つわりの症状を胃もたれと勘違いしてしまい、「胃薬を飲んでしまった」というケースも良くみられます。

月経予定日になっても月経がこない場合は、まず妊娠検査薬で検査することをおすすめします。


つわりが遅い場合、こない場合

つわりを早い時期から感じる人がいる一方で、つわりが遅い場合や、全くこないという場合もあります。妊婦さんのうち、約半数はつわりそのものがないというデータもありますが、その一方で、つわりが落ち着いてくるとされている妊娠12週以降からつわりの症状が出始めたというケースもあります。


つわりがなぜ起こるのかについては未だに解明されていませんが、「つわりが遅い、あるいはこない=赤ちゃんが十分に育っていない」ということではありませんので、安心してください。


症状

つわりの症状

つわり症状は、若い人あるいは初産の人の方が重くなる傾向にあるとされています。また、つわり症状が一人目と、二人目以降で変化するということもあります。


一口につわりといっても、様々な症状がありますが、代表的な症状は次の通りです。


  • 常に吐き気があり、重症例では水分摂取も難しくなる
  • 空腹を感じると気持ち悪くなってしまうが、食べると軽減する
  • 柔軟剤など本来良い匂いのものでも、吐き気を感じてしまう
  • 仕事や家事などに影響を及ぼすほど、強い眠気を感じる
  • よだれがいつも以上に出て、止まらない状態になる

これらの症状は、「月経前症候群(PMS)」によって起こる人もいます。これは、つわりもPMSも同じ女性ホルモンの変化によって起こるためです。


対処法

つわりによって体調不良が続き、不安やつらさを感じる人も多いと思いますが、妊娠中のため、安易に薬は使えません。そのため、つわりと上手に付き合うことが大事になります。


食事

食事

つわりの時期は、赤ちゃんの様々な臓器がつくられる時期と重なります。そのため、少しでも栄養価の高いものを食べたいと考える人も多いかと思います。


しかし、この時期に無理に食べようとしてしまうと、かえって吐き気を誘発してしまいます。少量しか食べられないのであれば、アメや果物、スポーツドリンクなどで糖分と水分をまめに摂取するようにして、栄養バランスはあまり考えすぎずに、食べられるときに食べられるものを食べるということを心がけましょう。


お母さんが無理に食べようとストレスを抱えてしまうことが、かえって赤ちゃんには良くありません。


水分を取るのも難しくなった場合や1割程度体重が減った場合は、無理をせずに病院を受診して、つわりの時期を乗り切るようにしましょう。


無理をしない

横になって体を休めると、つわりの症状が落ち着いてくることも多いです。仕事などで忙しい場合でも上司に相談し、無理をせず体を休めましょう。


仕事はどうするか

仕事

職場に妊娠を報告する時期について悩む人も多いのですが、つわりのピークである時期に無理をするのは良くありません。妊娠が分かった時点で直属の上司にだけでも先に報告しておき、つわりがひどい際の対応をお願いすることも、大切です。


また、つわりの症状によって、安静や勤務時間の調節など医師から仕事に対する指示を受けた場合、「母子健康管理カード」というカードをもらえます。このカードは診断書と同じ効力を持ち、提出された会社側は妊婦に対し、勤務内容の変更を行う義務が発生します。


症状がつらいと感じたら、無理をせず会社に伝え、場合によってはカードを利用しながら、つわりの時期を乗り切るようにしましょう。


つわりは必ず楽になるもの

つわり症状がつらい時期はいつまで続くのか分からず、不安になってしまいますが、必ず楽になる日がきます。


つわりがあるということは、お腹の中に赤ちゃんがいる証と前向きに考え、周囲の人に協力してもらいながら、上手に乗り切っていきましょう。

※本記事の内容は掲載時点の情報であり、最新の情報とは異なる場合があります。予めご了承ください。


記事監修医師宋美玄先生  

【 監修者 】
 産婦人科医・医学博士
 宋美玄 先生

投稿する